株式会社永本建設（本社：福岡県福岡市南区、代表取締役 永本 光希）は、令和６年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 

 

令和６年（2024年）年頭所感

令和６年の新しい年を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

本年も皆様のご期待に沿えますよう、従業員一同、より一層努力を重ねてまいりますので、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

 

さて、昨年は、新型コロナウイルス感染症が５月には５類に移行され、それまでの入国制限などの各種規制が撤廃されるなど、経済活動は徐々に回復に向かいました。
人流も徐々に回復し、観光地などでは、外国人を含む多くの観光客で賑わいをみせるなど、いわゆる「リベンジ消費」による経済活動の活性化も見られました。

 

しかしながら、ウクライナ情勢の長期化や歴史的な円安に起因するエネルギー価格、建材・資材価格の高騰など、建設業にとってもコスト負担がより重いものとなった年でした。

また、少子高齢化に伴う労働人口減少の影響により、さまざまな業界で人材不足が懸念されていますが、建設業においても例外ではなく、技術者の高齢化や人材不足が進行しています。

 

建設業の労働人口が減少している一因として、建設業に対するイメージも関係していると考えられます。

建設業では、屋外や高所での作業することも多いため、危険な印象や、「休日が少ない」、「長時間労働が多い」といった印象が、若い方々に敬遠される一因となっていると考えられます。

 

このような物価高騰や人材不足により、令和５年の建設業の倒産件数は、過去５年間で最多ペースとなるなど、建設業を取り巻く環境は、依然として厳しい状況が続きました。

 

さらには、時間外労働の上限規制等のいわゆる「2024年問題」や賃金引上げ、デジタル化、脱炭素化などへの対応も求められるなど、建設業を取り巻く経営環境はますます複雑化しています。

 

株式会社永本建設では、これまでもその時代時代にあわせたさまざまな取り組みを行い、みなさまのおかげをもちまして、50年以上にわたり、お住まいのパートナーとして事業を継続させていただいております。

そして、これからも多くのお客様や地域のみなさまの大切なお住まいのパートナーとしてあり続けるためには、これまで以上にお客様に寄り添った地域企業であり続けなければならないと考えています。

 

そのような中で、株式会社永本建設では、本年の言葉を「深根固柢」といたしました。

「深根固柢」とは、物事の基礎をしっかり固めて、揺るがないようにするという意味です。

 

本年は、建設業界において、「2024年問題」をはじめ、さまざまな新たな課題に取り組まなければならない年であると考えます。

株式会社永本建設においても、このような課題に対応し、永きにわたり、お客様に安心してご依頼いただけるお住まいの良きパートナーとしてあり続けるため、お客様や従業員に対する想いや品質、技術などといったこれまでに培ってきた大切な永本建設の資産は、しっかりと受け継ぎ、守り続けるとともに、生産性向上に向けた取り組みなど、環境の変化にあわせ変化が必要なものについては、将来を見据え、これまでのやり方を見直していくことで、より良い地域企業としての発展、進化を目指してまいります。

 

住宅などの建物は、衣食住といわれるように人々が安心して生活していく中において必要不可欠なものです。
そのような、人々の暮らしに密接に関係する住宅に関わる建設業を魅力的なものとし、若い方々に「建設業で働きたい！」と思っていただけるような企業となれるよう、一つひとつ着実に取り組んでまいります。

 

そして、このような取り組みを行うためには、まず、何よりもしっかりとした経営基盤の確立・強化が必要不可欠となります。

しっかりとした経営基盤を確立することで、不確実性が高く、複雑化する今日の経営環境下においても、事業の成長を図ることが可能となります。

 

株式会社永本建設では、本年を複雑化する経営環境下においての新たな時代のスタートの年と位置付け、福岡地域でより魅力的でお客様や地域のみなさまにとってなくてならない企業となるため、経営基盤強化の取り組みを重点的に行ってまいります。

 

株式会社永本建設は、令和６年もお客様のお住まいの良きパートナーとなれますよう、従業員一同精進してまいりますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

本年もみなさまにとって素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

令和６年１月１日

株式会社永本建設
代表取締役　永本　光希